オーダースーツの品質の見分け方 衿の良し悪しについて

コラム2019/02/24

今日はスーツの仕立ての良し悪しを見分ける方法についてお話させて頂きます。

オーダースーツを取り扱うお店が飛躍的に増えて、昔に比べると手に入れやすい環境になりましたが、

それに伴い、様々な価格や品質のオーダースーツが乱立しています。

オーダースーツの価格と品質は比例しているので、リーズナブルなものはそれなりですし、

高級なものは生地も仕立ても上質です。

ですが、これではあまりにも抽象的で判断基準が価格だけにもなり兼ねないので、

もう少し具体的に見るべきポイントをお話しますね。
 
 

オーダースーツの品質の見分け方

衿の良し悪しについて

コートでもジャケットでもそうですが、衿が大きくなるほど縫製は難しくなります。

上質な仕立てのスーツやジャケットは、画像にあるように衿先がキレイに収まっていてます。

ですが、こんなジャケットを見たことはないですか?

ダブルのジャケットの衿が少し反り返っているモノ。

中には、新品の時は衿の収まりがキレイでも、着用していると衿が反り返ってくるものもあります。

案外、見掛けますよね。
 
 

何故、衿が反り返ってしまうのか

ジャケットの衿が反り返ってしまうのは仕立ての不良で、剣先のゆとりが不足していることが原因です。

剣先の生地にゆとりがないから、前に引かれて衿が反ってしまうんです。

服地は湿気により伸縮するので、そういった事まで考慮してゆとり寸法を設定する必要があります。

伸縮の度合いは気温や湿度、生地によって様々ですので、高度な職人技と経験値が必要と言われています。

念入りな中間プレスが施されたスーツやジャケットは、縫製の段階であらかじめ生地を伸縮させている為、

縫い上がり後にこういったツレによる不良が発生することは皆無です。

こういった事は、服選びの判断材料のひとつとして覚えておいても損はないと思います。
 
 

オーダースーツの品質の見分け方 衿の良し悪しについて まとめ

衿が反り返ってくるスーツやジャケットは要注意
新品時はキレイでも着ているうちに衿が反り返ってくる場合もあります
衿が反り返る原因は、剣先の生地にゆとりがなくて衿が前に引かれるから

 
 

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