オーダー上級者、テーラーはどんなところに拘っているのか? 知っておいて損はないオーダーのメゾットをご紹介します!
覚えておくべきオーダーのメゾット
オーダージャケット補正 反身の現象①
今回一番気を付けたのはジャケットの前後バランスです。 今回のお客様は少し反り身の体型をしていらっしゃいます。 これは所謂、反身と言われるもので、オーダーの補正ではよくあることです。 反身の方は体が後ろに反っているので服が後ろに引かれた状態になるので、前が釣り上がって後が下がります。 前から見ると着丈が短いのに後ろから見ると長く感じるのは、もしかしたら反身が原因かもしれません。 この場合、型紙上、前身の距離を長くして後身の距離を短くします。 そうすると前身が下がって後身が上がるので解消されます。
オーダージャケット補正 反身の現象②
体が反っているということは、こういう状態ですから胸幅が広くなり、背幅が狭くなります。 なので、ジャケットを着ると胸が横に開いて背中が余るんです。 さらに、お尻に当たりが出て、その影響で背中が余ります。 そして、ボタンを留めるとウエストが突っ張ります。 この場合、寸法が小さいから胸が開くのではなく、体と洋服の前後バランスがあっていないのが原因です。 なので、どれだけ寸法を大きくしても症状は改善されません。 型紙上、胸幅を広くして背幅を狭くすることで体型に合った前後バランスに修正します。
Bespoke Jacket(オーダージャケット)スタイリング 動画内で着用しているジャケットの詳細
■トルソー着用ジャケット■
Bespoke Jacket(オーダージャケット) : fabric by DRAPERS(ドラッパーズ)
Bespoke Shirt : LES LESTON (レスレストン)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)
■小川着用ジャケット■
Bespoke Jacket(オーダージャケット) : fabric by DRAPERS(ドラッパーズ)
Bespoke Shirt : LES LESTON (レスレストン)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)
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【オーダージャケット DRAPERS "Glen plaid" 前編】
【オーダージャケット DRAPERS "Glen plaid" コーディネート編】