ドレスシャツの雑学

コラム2019/02/09

今日はドレスシャツに関する雑学をお話させて頂きます。

シャツには色々な呼び方があるので、一体、どれが正しくてどう違うのかが分からないですよね?

先ずは、呼び方から整理していきましょう。
 
 

ドレスシャツの雑学 呼び方について

なぜワイシャツと呼ぶのか

アメリカでは「ドレスシャツ」、イギリスでは「シャツ」と呼ぶものを、

日本では「ワイシャツ」と呼んだりします。

ワイシャツとは和製英語で、外国人が白いシャツのことをホワイトシャツと呼んでいたものが

なまったものという説もあります。

ですので、ワイシャツは、本来は白いシャツを意味する言葉ですが、

実際にはシャツの総称として使われています。

そのワイシャツのことを Y と表記することがありますが、あれは単なる当て字で特別な意味はありません。

その他に、「カッターシャツ」という日本独自の冴えない呼び方もありますよね。苦笑

昔、第一次世界大戦で「勝った」ことから、1918年にスポーツ用品会社のミズノの前身である美津濃商店が

今のシャツとほぼ同じものに「勝ったシャツ」の意味を込めて使い始めたことから普及したようです。
 
 

何故、白のドレスシャツが多いのか

普段、何気なく見ていると気が付きませんが、改めて考えてみるとシャツって白が多いと思いませんか?

手持ちでは、誰もが必ず待っているでしょうし、お店に並んでいるドレスシャツも白が多い・・・

ドレスシャツには白の他、ストライプやチェックの柄物やカラーシャツと呼ばれる色物などもありますが、

昔は白ばかりだったようで、欧米でも19世紀の終わり頃までは、柄物などはなかったようです。

それには2通りの理由があると考えられています。

①ドレスシャツの祖先が下着だったこと

下着の面影を引きずっているので、あえて色柄を工夫する必要がなかったと言われています。
 

②白い物がエレガントの象徴とされていた

白そのものが優美であり、その白さを維持できることがエレガントの指標であったということです。

ドレスシャツの白さを維持するには頻繁に洗濯をして着替えるだけの経済力が必要だったので、

ドレスシャツの白さを維持できることはエレガントを表徴することと考えられていたみたいです。

ステイタスを純白色で誇示する考えが根付いていたということですね。

 
 

汚れ隠しと言われた色柄物

白いシャツがステイタスの象徴として重んじられる一方、19世紀末にはストライプシャツが出現しましたが

すぐには普及せず、身頃はストライプで、衿とカフスに白を配したシャツが1920年頃に欧米で流行します。

日本では、「クレリックシャツ」と呼ばれているもので、今ではお洒落なシャツとして親しまれていますが、

その根源を辿ると、白への拘りが強いことを証明する存在でもあります。
 
 

ストライプのシャツが取り入れられるまでは、かなりの道のりがあった

ある文献には、次のようなことが書かれています。

「柄物のドレスシャツを着ると、あまり清潔ではないことを隠す為でなはいか?と疑われるのが常で、

その解決策として、色柄のドレスシャツに白い衿と袖口が付けられるようになった。」

というように、汚れやすい衿と袖口にあえて白を使うことがステイタスの誇示であり清潔さの象徴でした。

白の絶対的な地位の高さが窺い知れるエピソードです。

その後、1930年頃には、カラーシャツが登場して様々な色物が愛用されるようになりますが、

その都度、白への回帰があり、白がドレスシャツの基本色になっているみたいです。
 
 

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