九州や西日本では梅雨明けし、いよいよこれからが日本列島の夏本番です。 僕は元高校球児なんですが、現役当時は汗が気にならないというか心地よいというか、 「俺、野球やってるよなぁ~」みたいな感じに浸っていたのを薄っすらと思い出します。 でも、ファッションの仕事をし始めてからは、お気に入りのスーツやジャケットを汚したくないので、 極力、汗をかきたくないって思うようになりました。(笑) 今年もいよいよ汗の季節に突入しますので、今日は衣類のケアのお話を。 粋では千葉県のナチュラルクリーンさんと提携し、顧客様のスーツなどのクリーニングを承っているので、 クリーニングのプロから色々な情報を聞くことができます。 以下、汗に関する情報をお届けします。
汗の季節の衣類ケア
衣類の黄ばみや臭い残りの原因は?
スーツ、ジャケット、パンツ、シャツなどを洗っても黄ばみが残ったり、嫌な臭いが取れない。。。 そんな経験ってありますよね? 衣類の黄ばみの原因は、汗の成分が空気中の酸素によって酸化されて変色したからで、 嫌な臭い残りの原因は、雑菌が増殖したから。 そんな理由が考えられます。
衣類を清潔に保つ為にはどうしたら良いのか?
汗の三大要素は、「塩分」・「尿素」・「乳酸」で、尿素からはアンモニウムが発生します。 そして、皮脂腺から分泌される皮脂や皮膚のタンパク質も汗と一緒になって衣類に付着し汚れとなります。 衣類を清潔に保つ為には、皮脂などの油性の汚れ、尿素、アンモニア、 皮膚などのタンパク質といった水溶性の汚れ、こういった汚れをキレイに落とすことがとても重要です。
目に見えなくても衣類は汚れています
汗は衣類に付いても目に見えにくいので、汚れてないから大丈夫って、ついつい思ってしまい、 しばらく放置していたら変色してしまった・・・。 僕は、今までに何度もこういう失敗経験があります。。。 大切な1着がこんな悲しいことにならぬよう、汗の季節は特にケアに気を使って頂くことをおすすめします。 詳しいケアの方法については以前にお話ししていますので今回は割愛させて頂きましたが、 より詳しい情報やクリーニング店の情報については、下記のケアに関する他のコラムをご覧になってください。
オーダースーツなど、ケアに関する他のコラムはこちら
メルトン素材のオーダーコートの取り扱いについて
上質な生地で仕立てたオーダースーツの取り扱いについて
スーツ・ジャケットなど衣類の収納方法
デニムのメンテナンスについて
スーツ、ジャケットなどのクリーニング シミ抜きについて
レザーウェアのお手入れについて
オーダースーツの最適な保管方法について
革靴の保管のお話