2019春夏はライダースジャケットなどレザーアイテムが注目されていますので、 レザーウェアを購入された方も多いのではないでしょうか? レザーアイテムの中でもシューケアについての情報は広く知れ渡っていますが、 それ以外のレザーウェアのケアについては情報が乏しいと思いますので、 今日はレザーウェアのお手入れについてお話させて頂きます。
レザーウェアのお手入れ
レザーウェアをお手入れする際、一番重要なこと
レザーウェアは、ジャケットやライダース、コートなど多種多様で、 素材もシープ・ラム(羊)からホース(馬)、ゴート(山羊)、ディア(鹿)、バッファロー(水牛)と様々。 牛革にいたっては厚手の成牛から子牛であるカーフ、キップまでありとあらゆるものがありますが、 レザーウェアをお手入れする際、一番重要なことが下記2点です。
どんなクリームを使用すれば良いか。
そのクリームが、「シミ」や「ムラ」などにならないか。
皮革別にどのようなお手入れ商品があるのか
レザーウェアを美しく長持ちさせるためには、定期的に潤いと栄養を与えて"乾燥"から守ることが大切です。 では、皮革のタイプ別に、どのようなお手入れ用品が使用できるかをご紹介します。 レザーウェア(表革)のお手入れに使用しやすいのは商品は下記3つで、 どのケア用品も東急ハンズなどで取り扱いがあるので、比較的簡単に入手することが出来ます。 ※色落ち、シミなどになる特殊な革製品もあるので目立たない部分でテストしてからご使用下さい。
ウォーリー・クリームエッセンシャル
●厚手で丈夫な革・色は問わず・ツヤ有り
M.モゥブレィ・デリケートクリーム
●柔らかい革・色が濃い ●厚手で丈夫な革・色は問わず・ツヤ無し
ウォーリーソフトナッパスプレー
●柔らかい革・色が淡い(ラム、シープ、ヌメ、ナッパなど)
レザーウェアーの保管について
レザーウェアーはカビに注意
続いて、レザーウェアーの保管方法についてお話しさせて頂きます。 レザーウェアーを保管する際に最も気をつけなければならないのは、何といってもカビです。 着用後は、お手入れをして陰干しした後、通気性の良い場所に保管するのがベストです。 その後、クローゼットに収納してください。 そして、シーズンが終了して夏を越す場合にも注意が必要で、 夏だからといって、ほったらかしにせず、カビ対策のために定期的に風を通すのが重要です。
レザーウェアーは木製ハンガーで保管する
レザーウェアは一度シワが付くと癖がついてしまうので、 折り畳まずに木製の厚手のハンガーに吊るすのがおすすめです。(天然の木はある程度の吸湿性があります。) 針金タイプのハンガーは厚みがなく型崩れを起こすケースがあるので、保管には木のハンガーが最適です。
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