当店のオーダージャケット(MTM)の新モデル「オーダー サファリジャケット」をご紹介させて頂きます。 メンズジャケットの中でもワイルドなイメージがあるサファリジャケットをカジュアル過ぎず堅すぎない上品な雰囲気を持つアイテムにアップデートしました。 仕事にも休日にも幅広く使える軽快な一着に仕上がっています。着こなし例もご紹介させて頂きますので、是非、最後まで楽しんでご覧くださいませ。
サファリジャケットで新鮮なメンズジャケットスタイルを
オーダーならではのリラックスしたサイズ感
サファリジャケットは19世紀後半、アフリカで狩猟旅行のために作られたアウターで、 1950年代から一般的なカジュアルウェアとして着られるようになりました。 その後、1968年春夏コレクションのイブ・サンローランによるサファリリックの提案によって、急速にファッション化が進んだとされています。
元来、サファリジャケットのサイズ感は、動きやすさを考えて、若干、肩が落ちたデザインとされることが多かったようです。 当時の雰囲気を踏襲しつつ、今のファッションのキーワードである"ゆるさ"を味わって頂けるように、メンズサファリジャケットは、ややゆったりしたサイズ感でお召し頂くのがおすすめです。
サイズはお好みに合わせて調整させて頂きますが、 私の場合、普段のジャケットから肩幅で1㎝、胸廻りで3㎝、ウエスト周りで4㎝大きく作りました。 それに合わせて着丈も1㎝長くしました。"ゆるさ"に加え、リラックスした雰囲気で着こなせるシルエットです。
主張しすぎないポケット
サファリジャケットの特徴的なディテールのひとつがプリーツ付きポケット(ベローズポケット)です。ベローズとは「蛇腹」のことで、蛇腹のようにひだを取ったポケットのことをそう言います。
通常、ひだを作る時は生地を外側に織り込んでポケットに膨らみ感を出しますが、当店のサファリジャケットはひだを内側に畳んで織り込んでいます。そうするとポケットの膨らみが抑えられて控えめで洗練された印象になり、お仕事でもお召し頂きやすくなると思います。
たたき付けのバックベルト
ベルテッド仕様もサファリジャケットを象徴するディテールです。当店のサファリジャケットはベルトでウエストをマークするのではなく、スッキリした見た目になるように、ベルトをミシンでたたき付けて身頃と同一化させてあります。ウエストベルトを絞ってシルエットに変化を付けるのとは違った着こなし方がお楽しみ頂けます。
ナポリ伝統の本格仕立て
肩パッドなし。袖付けは当店のMTMのテーラードジャケット同様、マニカカミーチャと言われるナポリ伝統の袖付けによる柔らかな雰囲気です。着心地も軽く、見た目にも寛いだ雰囲気をお楽しみ頂けます。
袖口のさり気ない遊び
クラシックなジャケットの場合、袖ボタンの数は4個か3個が一般的です。個人的にはスポーティーな雰囲気にしたい時は袖ボタンの数を少なくして楽しんでいます。サファリジャケットの場合、袖口にさり気なく遊びを取り入れ頂くのも面白いですね。
軽快な仕立てと立体的なフォルム
裏の仕様はアンコンです。さらに、芯地、肩パッドを使用せず、軽快に仕上げました。芯地で保形するのではなく、縫製の技術だけでジャケットの立体感を作り出しています。軽い着心地と立体的なフォルムをご堪能下さいませ。
私のサファリジャケットの楽しみ方
サファリジャケットをビジネスで着るにはどんなコーディネートが良いかな? そんな考えで、私が楽しんでいるのがこのスタイルです。 サファリジャケットはどちらかと言えばブルゾン風のアイテムなので、 キレイに着こなすにはTシャツよりもシャツ、コットンパンツよりもウールスラックス、 スニーカーよりも革靴を合わせるようにしています。そして、襟元にシルクのスカーフをあしらって上品さをプラスしています。 サファリジャケットはミリタリーアウターの影響を受けたアイテムなので、 品よく装うことを心掛けています。
オーダーサファリジャケット : fabric by Caccioppoli(カチョッポリ)
オーダーパンツ : fabric by CANONICO (カノニコ)
シャツ : LUIGI BORRELLI(ルイジボレッリ)スカーフ : kinloch(キンロック)
シューズ : 私物
サファリジャケットは、仕事に休日に幅広くお召し頂けますので、一着あると着こなしの幅が広がります!ジャケットスタイルの選択肢を広げる上でも、是非いかがでしょうか。オーダーメイドでサファリジャケットをご検討してみたい方、お気軽にお問い合わせくださいませ。