夏になると着こなしのアイテムが少なくなってどうしても軽装に陥りがちですよね。クールビズやスマートカジュアルなど、夏場はタイドアップしないという方も多いと思います。ですが、そんな時こそジャケットを羽織れば他と差がつくというもの。では、夏はどんなジャケットを選ぶべきか。おすすめは、風を通して軽やかで涼しげな夏ジャケット。スタイリッシュな見た目もさることながら、日本の暑い夏には着心地の軽さや涼しさはとっても大切ですからね。
今回ご紹介するジャケットは着回し度が高いのが魅力です。ノータイのビズスタイルから休日のリラックスしたスタイルまで相性抜群のアイテムです。夏場はタイドアップしないとうビジネスマンの方もいらっしゃると思いますので、オンからオフまでの着こなし事例もご紹介します。是非ビズスタイルから休日のお出かけや旅行にまで幅広くご活用ください!
夏ジャケ選びのポイントは生地と仕立て
夏ジャケット選びのポイントは生地と仕立てです。生地は薄くて軽く通気性が良いもので、作りも芯なしの軽量仕立て。まるで布一枚を羽織るような感覚のジャケットです。とは言え、軽やかすぎてもキッチリ感がないので汎用性に欠けることもあります。ですので、布一枚を羽織ような感覚でありながら着れば程よいドレス顔、というのが大人の夏ジャケットとしては最適です。では続いて、生地と仕立てについて詳しくお話しさせて頂きます。
通気性抜群のバスケット織り
私がセレクトしたのは、イタリアのピアチェンツァのバスケットクロスです。上質なカシミヤで世界的に有名ですが、カシミヤ以外の生地もクオリティの高いものが揃っています。おすすめはリネン50%・ウール46%・シルク4%のバスケット織りのジャケット生地。バスケット織りとはホップサックのような平織りの変化形です。通常の平織りはタテ糸とヨコ糸が1本ずつ交互に交差するのに対し、バスケット織りは2本以上の糸を束ねて交差させます。複数の糸を束ねると太い糸で織るような感じになるので隙間が多くなり、通常の平織りよりも通気性の良い生地に仕上がります。この素材はピアチェンツァのコレクションの中では既に廃盤になっていて一般的には流通していないレアな服地です。春夏のジャケット生地と言えば、夏の紺ジャケットによく使われるメッシュ調のホップサックが有名ですが、バスケット織りのアイテムは既製品でもオーダーでもあまり見かけないので着ている人が少ないと思います。一見、普通っぽく見せつつ、さり気なく違いをアピールできる通好みの生地です。
PIACHENZA バスケットクロス
リネン50%・ウール46%・シルク4%
※色違いでライトグレーのご用意もございます。
風にゆらめくような薄さ
リネン50%、ウール46%、シルク4%のバスケット織りの生地は風になびくような薄さが特徴。芯地も裏地もないので風を遮るものが一切ありません。正に布一枚を羽織る感覚が味わえます。これをTシャツの上にサラッと羽織れば、歩く度にジャケットが風にゆらめくようにヒラヒラ動きます。考えただけでも涼しそうじゃありませんか?
着心地も見た目も涼感を誘う軽い仕立て
風にゆらめくほど薄くて軽い生地を活かす超軽量仕立て。芯地、裏地といった副資材を使用しないので着心地自体も軽快ですが、見た目にも涼感を感じられるので夏ジャケットには最適な仕立てです。夏ジャケは着心地は勿論、見た目の軽さも重要です。
柔らかさがありながらラフすぎない絶妙なバランス
軽い仕立てでも適度なキッチリ感がないと逆に使い難かったりしますよね?芯地は洋服を保形する役割があるので、芯なしにすると軽さは出るものの、膨らみ感がなくなってカジュアルな印象が強くなります。当店の芯なしジャケットは型紙設計を見直した上、仕立ての技術で立体感を表現しているので芯なしでも程よいキッチリ感があります。ラペルのロールや肩の雰囲気など、柔らかさがありながらラフな印象になりすぎない絶妙なバランスでお仕立てします。
適度なドレス顔のリラックス仕立て
肩パッドも肩先の綿も一切使用していませんが、袖もキレイなタマゴ型を保っています。ラペルの柔らかな雰囲気、胸の立体感など、リラックスした着心地ながら適度なドレス顔でお仕立てします。ラフすぎないので汎用性や着まわし力が高く、ビジネスは勿論、休日のお出かけにもお使い頂きやすいと思います。
着こなし事例 ビズスタイル
白シャツと黒パンツを合わせた"ちょいドレススタイル"です。ビズスタイルには丁度良い塩梅ぐらいだと思います。黒パンツは夏には重いかなと思いがちですが、軽妙なこのジャケットを羽織れば見た目も軽やかです。リネンシャツとローファーで首元と足元に抜けを作ればシックと清涼感の両方を楽しめます。ビズスタイルだけでなく、ゴルフの行き帰りやホテルのラウンジでもサラリと着こなせますよ。
着こなし事例 オフスタイル
開放感ある夏ジャケットスタイルを楽しみたい場合、ビビットな色のアイテムを差す方法もありますが、ワントーンで纏めると軽やかにしてシックな印象です。カットソーシャツ×カーゴパンツのスタイルにこのジャケットを羽織るだけで、休日でも、ほとんどどこにでも出入りできます。程よくキッチリ見えるのにストレスフリーでリラックスして着られるので、休日ドライブや旅行に活躍必至です!
相手に与える印象もさることながら、自身の気分も引き締まるので、夏場でもビジネスの場面でジャケットを羽織りたい時ってありますよね? 年齢的に休日のカジュアルスタイルがしっくりこないということもありますよね?そんな時、清涼感のあるバスケット織りのジャケットがあれば印象が変わります!是非ビズスタイルから休日のお出かけや旅行にまで幅広くご活用ください。店頭には仕上がりサンプルの他、現物生地もご用意しておりますので、より明確に仕上がりをイメージして頂けます。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。