軽快な仕立ての当店のオーダースーツは、張力のある英国製生地とも相性抜群です。こちらの生地は、英国のHARDY MINNIS(ハーディーミニス)の2プライフレスコ。フレスコとは、強い撚りをかけた織りの粗い平織りの生地で、強いシャリ感とハリコシに加え、通気性がと防シワ性が圧倒的に優れているのが特長です。
英のスタイルとナポリの軽さ
ミニスのフレスコは世界の超一流テーラーからの信頼は絶大
生地ウエイトは280gと軽量です。昔ながらの英国製のヘヴィーなフレスコとは全くの別物で、フレスコの長所を残しつつ、とても軽快な素材に仕上がっています。ハーディーミニスのフレスコは英国を代表する服地で、長く着られるスーツ、シワになりにくいトラベルスーツを仕立てるには申し分ない生地です。
軽快なナポリ仕立てのスーツもミニスのフレスコなら品格を生む
副資材を極力省いたセンツァ・インテルノで仕立てたこのスーツは、極めて薄い芯地とアイロンワークで立体的に仕立てています。ミニスの「フレスコライト」シリーズは、軽量ながら生地に張力があるので圧倒的に仕立て映えします。ライトウエイトの英国製フレスコ×軽快なナポリ仕立ては、服好きが好みそうなとても面白い組み合わせです。
手仕事×最新鋭のマシンメイドの技術 袖イセ
袖付けはマニカカミーチャです。今回は通常よりも袖のイセ量を増やして、ハンドで袖を付けています。機械での袖付けの場合、イセ量が決まっていますが、手付けなのでイセ量を増やすことができ、イセ量を前後で30%増やしています。袖イセを増やすことで肩廻りに厚みが増し、可動域が広がり、運動量が増えるので着心地が良くなります。
手仕事×最新鋭のマシンメイドの技術 肩イセ
肩のイセ量も通常より増やしました。肩線で前身と後身を縫い合わせるんですが、ジャケットの構造上、前身よりも後身の方が大きくなります。背の方が丸いから、その分ですね。それをイセ混んで前身と後身を縫い合わせるんですが、後身の分量を増やし、イセ量を多くすることで運動性が増し、手が前に出しやすくなります。 後身の肩部分を見てください。生地が余っているように見えるところがありますよね?今は、ボディに着せているからこうなっているんですが、これは余りではなくイセ量です。実際に体が入るとこの分量だけ肩が前に入って着心地が抜群に良くなります。
イタリアのサルト製スーツを思わせる柔らかな着心地 日本国内最高峰のマシンメイドスーツ
袖イセを増やすことで可動域が広がり運動性が増す、肩イセを増やすことで肩甲骨にゆとりが生まれ着心地が軽く感じる、これらの相乗効果により、マシンメイドながらハンドのような体に馴染む柔らかな着心地を実現しています。これは、自信を持って国内最高クオリティのスーツと断言できます!
オーダースーツ スタイリング詳細
Bespoke Suit(オーダースーツ) : fabric by HARDY MINNIS(ハーディーミニス)
Shirt : LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)