イタリア語で太陽を意味するソラーロは、光に照らされると玉虫色の光沢を放つのが特徴で、 タテ糸とヨコ糸に異なる色糸を用いることでその独特の表情を生み出しています。 イタリアを代表するサマースーツとして愛用されているソラーロですが、 日本においては職種によっては着る場面が限られる。。。なんてこともありますよね? そんな方におススメなのがこちら。 さり気ない主張が心地よいCaccioppoli(カチョッポリ)のネイビーソラーロです。
ソラーロの新しい可能性をネイビーで楽しむ
ベージュのそれより控えめ。だから気負わず着られる
特有の玉虫色の光沢がソラーロの特徴ですが、ネイビーソラーロはその光沢がマイルド。 タテ糸とヨコ糸の色のコントラストが弱いのがその理由です。 このネイビーソラーロのスーツは、ネイビーとブルーの同色系の色の組み合わせなので、 光沢に品があってさり気なくソラーロスーツを楽しむことができます。
ネイビーソラーロなら自然に着られる
ソラーロはタテ糸とヨコ糸のコントラストを上げると玉虫の輝きが増します。 グリーン☓レッドの組み合わせの鉄板のベージュソラーロの場合、華やかで煌めきますよね? 勿論、それはそれでカッコいいので僕は好きですけど。 一方でコントラストを抑えたネイビーソラーロは玉虫感が控えめ。 さり気なく洒落感を醸せるのが最大の魅力ですね。
ネイビスーツもソラーロなら洒落に
ここまでネイビーソラーロはさり気なく控えめなのが魅力!とお話ししてきましたが、 ただおとなしいだけでは、服好きの皆さんは物足りないですよね。 そうならない為に有効なのも、ネイビーソラーロの魅力なんですよ。 もうお分かりだと思いますが、定番のネイビースーツと比べると華があるでしょ? そうなんです! ソラーロとしてはさり気なくて控えめ、ネイビースーツとしては華やか。 この両得があるのがネイビーソラーロ最大の魅力だと僕は思います。
ナポリスーツの象徴、マニカカミーチャと相性抜群
ソラーロには、太陽光を反射してジャケットに熱がこもらないようにする役割があるようで、 夏のイタリアは陽ざしが強いので必要に迫られての機能なのかもしれません。 そういったラテンの血を引く生地ゆえ、ナポリスーツの伝統的なディテールと相性が良いのかもしれませんね。 テーラーの目線で素材とディテールの相性についてお話をするなら、 Caccioppoli(カチョッポリ)のソラーロはsuper150'sウール&シルクの繊細な素材感なので、 とても優雅なドレープが現れます。 そういった素材は袖山のギャザーが表現しやすいので、マニカカミーチャと相性抜群と言えます。
Bespoke Suit(オーダースーツ)スタイリング詳細
Bespoke Suit (オーダースーツ) : fabric by Caccioppoli(カチョッポリ)
Shirt : LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)