モノトーンがトレンドの今シーズンは、モードが強すぎないクラシックなスーツスタイルがおすすめです。 グレーの濃淡により表現されたグレンチェックは、大人世代が慣れ親しんだクラシックパターンゆえ、 着こなしやすいばかりか、落ち着いて見えるので、ビジネススーツに最適です。 それでいてモノクロの色使いなのでモダンでお洒落な印象を醸すこともできます。
オーダーでしか手に入らないからこそ価値がある
極上素材によるダブル6ボタンスーツ
艶とぬめりのあるモノトーンチェックのスーツ素材は、 イタリア・ボローニャのマーチャント、DRAPERS(ドラッパーズ)のもの。 スーパー150'sウールにカシミヤを10%ブレンドした280gのソフトフランネルで、 全世界でDRAPERS(ドラッパーズ)でしか手に入らないエクスクルーシブ素材です。 ラグジュアリーな素材ゆえ、既製品でこのクラスの生地を扱えるメーカーはほぼないので、 実質、オーダーマーケット専用の素材です。 それ故、それが差別化にもつながるわけなので、高級スーツの扱いに慣れた大人世代の心を擽ります。
スーツのディテールを自由に決められるのもオーダーのメリット
モード感が強くなる傾向があるモノトーン配色の生地ですが、 そのさじ加減を調整できるのもオーダーならではのメリットです。 今のビジネススーツに欲しいのは、クラシックでエレガントなスタイルに適度なモード感を香らせることで、 その両方が楽しめるのがワイドのピークドラペルのダブル6ボタンスーツです。 グレンチェックのダブルスーツは、一見、貫禄満点の印象ですが、 モノトーン配色や素材が放つ艶とぬめりにより、都会的な色気を放つスーツに仕上がります。
色気のあるナポリスーツの象徴 ワイドラペル、ナチュラルショルダー、ドレープ
ひとつひとつのディテールはクラシックですが、一着のスーツとして出来上がると 内面から色気が滲み出るのがナポリスーツの良さです。 ナポリスーツ特有のワイドラペル&低いゴージ位置のスーツは伝統的なスタイルながら、 袖を通してみるとその着心地は軽く、実にモダンです。 伝統的なスーツのディテールを踏襲しつつ、柔らかな仕立てで軽い着心地に仕上げるのが、 今の時代のクラシックスーツだと思います。
職人息使いが宿る美しい襟の「のぼり」
その人の為だけにスーツを作るオーダーは、縫製ひとつひとつに手間暇をかけ、 丹念に作り上げることができるのも魅力です。 丁寧にクセ取りをして上襟の横の地の目を通すことで生まれる美しい襟の「のぼり」は、 ナポリのサルトの手縫いスーツのような味わい深さを生みます。 また、襟がのぼるとジャケットの上襟が首に吸い付くような感覚が得られ、 ジャケットがキレイに首に乗っるので着心地も格段に向上します。
Bespoke Suit(オーダースーツ)スタイリング詳細
Bespoke Suit (オーダースーツ) : fabric by DRAPERS(ドラッパーズ)
Shirt : LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)