2026年1月24日(土)・25日(日)にJOEWORKS代表の駒澤氏をお招きしての受注会を開催しました。当日はお客様へのご提案からフィッティングまでを駒澤氏にお願いしました。これまでの受注会では早々に予約枠が埋まり、折角ご参加のご連絡をいただいてもご要望にお応えできないこともあった為、今回も2日開催としてご予約枠を大幅に増やして皆様をお迎えしました。前回、前々回に続きJOEWORKSオーダーシューズ受注会にお越しいただいたお客様や優先案内をご希望のお客様の他、当店でスーツなどをオーダーのお客様で受注会にお越しになるのは初めてという方など、多くのお客様にご来場いただけ大盛況の受注会となりました。その様子をたくさんの画像を交えてご紹介いたします。少しでも受注会当日の熱気を感じていただくことができれば幸いです。
JOE WORKS受注会を開催する理由
当店では受注会以外でも、常時、JOEWORKSのオーダーを承っております。サンプルも常設してオーダーいただける体制を整えている中、何故、当店で受注会を開催するのかをお話します。根底にあるのが少しでも多くの方にJOEWORKSの革靴の良さをお伝えしたいという想いです。今まで受注会以外でご注文をいただいたお客様には現状を駒澤氏に直接確認いただくことで、履き心地の向上のためのお手伝いをしたいと思っています。実際にお履きになり感じたことを作り手に直接お話しいただくことで、更なる履き心地の向上にも繋がると考えています。そして、まだJOEWORKSの靴を履いたことがない方には、このようなイベントを開催することで知っていただくきっかけになればと考えています。このような想いの下、当店ではJOEWORKS代表の駒澤氏をお招きしての受注会を定期的に開催しております。
JOE WORKS受注会にご来場いただくメリット
最大の利点はオーダーをご検討いただく中での不安や疑問点を駒澤氏に直接ご質問いただけることです。疑問点が解消するのは勿論、作り手の顔が見えることや対話の中から靴作りへの考え方や真摯な姿勢を知っていただくことはお客様の心の安心感に繋がります。生産背景を含めた靴作りのストーリーを体験いただくことで、お客様だけの為にお作りするJOEWORKSの革靴がより特別な存在になります。
I様
前回の受注会に続き、足をお運びいただいたI様。 まずは、前回ご注文いただいたユタカーフのシングルモンクの仕上がりをご確認いただきました。I様は非常にほっそりとした足型をされているため、今回はナローラスト(細身の木型)を選択。ジョーワークス特有の甲の低さを活かしつつ、小ぶりのヒールカップが踵をしっかりと包み込みます。足を入れた瞬間、I様にもそのフィット感を喜んでいただけたようで、気持ちよく履いていただける仕上がりとなりました。
今回は3アイレットのプレーントゥダービーをご検討とのことで、当日はイタリア・インカス社製のベビーバッファローを用いたサンプルをご用意しました。この革はナチュラルシュリンク特有の表情を持ちながらも、個体が小さいため質感が非常に締まっており、しなやかに足に沿う履き心地が特徴です。実は原皮の確保に2年を要した希少なもので、現在はジョーワークスの独占扱いとなっています。カラーはブラックと、自社で染め上げたダークブラウンの2色展開です。こうしたレギュラー展開以外の革や、世界的メゾンで採用されているフランス製ベビーバッファローなどを直接見比べられるのも受注会ならでは。背景の異なる様々な革を吟味された結果、最終的にインカス社製のダークブラウンにお決めいただきました。
I様には何足もリピートでオーダーいただいているので、過去のデータはすべて大切に保管してあります。 オーダーの醍醐味は、一足目よりも二足目、三足目とデータを更新することで、履き心地をさらに高めていける点にあります。 今回も、より一層快適にお履きいただけるよう、改めてサンプルをご試着いただきました。 お選びいただいた3アイレットのプレーントゥダービーは外羽根のデザインですので、羽根の開き具合や足の収まりを入念に確認しました。
「革がワークテイストなので、それに合わせたソールにしたい」というご要望をお聞かせいただきました。 駒澤氏からは、オンオフ兼用ならダイナイトやビブラム2055。もう少し無骨な雰囲気を出すならビブラム2870やリッジウェイ、といったご提案をさせていただきました。じっくりと吟味された結果、最終的にはビブラム2870をお選びになりました。
受注会では、普段の店頭にはない様々なデザインサンプルを直接ご覧いただけます。 色々と手に取ってご覧いただく中で、急遽、追加でエプロンフロントダービーのオーダーもいただきました。 革靴への造詣が深いI様らしく、アッパーはスキンステッチをご指定。非常に手の込んだ、贅沢な仕様となります。
革はスムースレザーをご検討ということで、駒澤氏からシャトーブリアンをご紹介させていただきました。 従来のシャトーブリアンは「トラ」が多く、一枚の革から靴として使えるのは2割ほどでしたが、最近は革質が安定して使える部分が増え、お客様からも「すごく良い」と大変好評をいただいていることをお伝えしました。 その質感に納得され、I様にはシャトーブリアンのダークブラウンをお選びいただきました。
M様
優先案内にご登録をいただき、今回初めて受注会にお越しいただいたM様。 オーダーをご検討されたきっかけは、お持ちのスコッチグレインの26.5cm(Eウィズ)が足に合わず、履いていると甲に痛みが出るため、サイズが合っていないと感じていらっしゃったことでした。 ご検討のデザインについては、事前ヒアリングで内羽根プレーントゥ、ホールカット、シングルモンクのいずれかとお伺いしていたので、当日はそれぞれのサンプルをご用意しました。 実際にお手に取ってじっくりご覧いただいた結果、最終的にシャトーブリアンのブラックを使用した「JOE-1」の内羽根プレーントゥにお決めいただきました。
今までは甲が痛くなるのを避けるため、あえて緩めのサイズを選んでいらしたとのこと。 駒澤氏による採寸の結果、甲の骨が当たりやすい足型であること、そして本来はほっそりしたお足なのでナローラスト(Dウィズ)が適していることをご説明しました。 また、お手持ちのレースアップシューズについても、靴紐を「平紐」に変えるだけで甲の痛みが和らぐというお話をさせていただきました。丸紐は硬さがあるため、どうしても甲に当たりやすくなってしまうからです。
採寸後、ナローラスト(Dウィズ)のサイズ9をご試着いただきました。足長はこれが最適で、小ぶりなヒールカップが踵をしっかりと掴んでくれます。M様からも「踵のフィット感がすごくいい」と、嬉しいご感想をいただきました。 受注会では、可能な限り長い時間サンプルを履いていただくようにしています。既製靴では難しい「長時間の試着」を行うことで、履き始めには気づかなかった違和感や痛みを入念に確認するためです。 今回もじっくりと履いていただいたところ、M様が懸念されていた甲の当たりは最初から全く気にならず、非常に良い状態でした。そのうえで、さらに時間をかけることで、次第に親指の内側と小指にわずかな圧迫感が出てくることが分かりました。そこで、内外ともに幅出しの調整を加え、より快適にお履きいただけるようお作りすることになりました。
アッパーの革が足に噛んでしまい、当たっている感覚があるとのご相談をいただきました。 原因は、アッパーの空間にゆとりがありすぎることで、歩く際の履きシワの谷が深くなり、そのシワが足を圧迫しているためだとご説明しました。インソールを入れて内部の空間を適切に埋めることで改善されるため、実際にインソールを入れた状態で再度ご試着いただき、当たりが解消されているかをご確認いただきました。
お客様からシームレスヒールのリクエストをいただいたため、今回はご要望の仕様でお作りさせていただくことになりました。耐久性についてのご質問もいただきましたので、シームレスヒールにしても、靴としての耐久性が変わることはないことを駒澤氏からご説明させていただきました。一般的な靴は、踵の部分で2枚の革を縫い合わせますが、これは革のクセ付けがしやすく、つり込み(木型に沿わせる作業)がスムーズに行えるためです。 対してシームレスヒールは、継ぎ目のない一枚の革で仕上げるため、つり込みには非常に高度な技術を要します。技術がなければ綺麗に形作ることができないため、一般的には踵に継ぎ目がある靴を多く見かけます。
アウトソールはブラックのレザーを選択されました。 その際、M様から「つま先が削れるのを防ぐために、ハーフラバーとトゥスチールの組み合わせは有効でしょうか?」というご質問をいただきました。 駒澤氏からは、新品の時はソールに「返り」がついていないため確かにつま先が削れやすいのですが、履き込んでクセがついてくると削れにくくなるため、ハーフラバーだけでも十分保護できます、とお話しさせていただきました。
T様
毎回の受注会に足を運んでくださるT様。まずは、前回オーダーいただいた一足の状況を確認させていただきました。これまではサイズ5ハーフでお作りしてきましたが、前回はサイズ5を選択されています。 T様はタイトなフィット感を好まれるため、5ハーフでは中底が沈み込んだ際、もう少しホールド感が欲しいと感じていらしたことが理由の一つ。そしてもう一つは、今回の受注会でハンドソーンウェルテッド製法でのオーダーをご検討されていたため、沈み込みの少ないハンドソーンに挑む前に、グッドイヤー製法でサイズ5のフィット感を確かめておきたいという狙いもありました。
T様からは、足がむくんだ際に小指が当たることや、稀に左の踵に痛みを感じることがあるとご相談をいただきました。状況を確認した上で、今回はハンドソーンでのオーダーですので、グッドイヤーに比べてコルクが少なく沈み込みも抑えられること、また足への吸い付きが非常に良いため、よりタイトなフィッティングになることをご説明しました。特性を踏まえ、より快適にお履きいただけるよう、前回のデータをベースにしつつ幅出しの調整を加える方向でご案内させていただきました。
今回は、満を持してハンドソーンでのオーダーをいただきました。 木型は前回同様にJOE-1のナローラストを選択。デザインはプレーンローファー、革はアノネイ社のベガノカーフです。
T様からシームレスヒールのご要望をいただいた際、駒澤氏からは職人としての率直な意見をお伝えしました。お選びいただいたプレーンローファーは、アッパーなどに継ぎ目がなく、踵の後ろ一箇所で一枚の革を縫い合わせるデザインです。この意匠でシームレスヒールを作る場合、木型に沿わせて革を強く引き、履き口をくり抜いて形作ることは可能ですが、どうしても革に大きな負担が掛かってしまいます。 製作過程で革を濡らして伸ばす必要があり、そこまで負荷をかけると、経年変化の中で靴としての寿命を縮めてしまいかねません。永く愛用していただくためにも、このデザインに限ってはシームレスにしない方が良い、という判断を丁寧にお話しさせていただきました。
ジョーワークスでは、「九分仕立て」と「十分仕立て」という2種類のハンドソーンをご用意しています。今回は、それぞれの製法によるメンテナンス性の違いについてご説明させていただきました。 十分仕立ては、出し縫いをかけてコバを中に入れ込むような特殊な作り込みをするため、将来的なオールソールの費用が高額になります。そのため、あらかじめハーフラバーを貼り、オールソールをせずに済むよう配慮して履かれる方が多いのが特徴です。 一方で九分仕立ては、オールソールが必要になった際でも、修理代がそこまで高額にはなりません。 T様もここはかなり悩まれていましたが、最終的にはメンテナンス性の高さを重視され、九分仕立てをお選びになりました。
F様
前回の受注会で初めてお越しいただいたF様。今回もまた、足をお運びくださいました。まずは、前回ご注文いただいたダブルモンクの仕上がりをご確認いただきました。こうして作り手である駒澤氏自らが仕上がりを確認できるのも、受注会ならではの醍醐味です。F様は、幅がタイトで甲に当たりがある影響で踵の痛みが出やすいお悩みがあることをお伺いしたので、幅と甲の高さ出しの調整を加えてお作りしました。実際に足を入れていただくと、F様からは「既製靴だと左右のどちらかに違和感があるものですが、それが全くない。すごい、感動しました!」という、大変嬉しいご感想をいただきました。
F様からのご要望で、ブラックのレザーソールにハーフラバーを組み合わせてお作りしました。 完成した一足を手に取ってじっくりとご覧になり、「ハーフラバーを貼ることで生まれる程よい厚みが格好いい。すごく気に入りました!」と大変喜んでいただけました。
実はF様には、前回の受注会でダブルモンクをご注文いただいた際、あわせてタッセルローファーのご相談もいただいていました。その際は、足型や必要な補正内容などを総合的に考慮し、駒澤氏から「まずは一足目の仕上がりを見極めてから、二足目でタッセルをご検討いただくのが最善ではないでしょうか」とご提案させていただいていました。 そうした経緯もあり、今回は最初からデザインを「JOE-01」のタッセルローファーに決めてお越しくださいました。
革はブラックのスムースレザーをご検討ということで、駒澤氏からは2種類の革をご紹介しました。 ひとつは、銀面をしっかりと残した独特のシボ感が魅力のシャトーブリアン。もうひとつは、今回の受注会のために用意されたイタリアのタンナー製のKing MPという、きめが細かいボックス調の革です。 実際に革見本を手に取ってじっくりと見比べられた結果、最終的にKing MPのブラックをお選びいただきました。
ジョーワークスのタッセルローファーは、紐の通し方やデザインもお好みに合わせて選ぶことができます。 紐自体のデザインも、平紐にするか編み紐にするかで随分とイメージが変わるものです。F様にも、ジョーワークスのインスタグラムでこれまでの仕上がり事例をご覧いただきながら、理想のイメージを少しずつ具現化していくプロセスをお楽しみいただきました。じっくりと吟味された結果、最終的には編み紐をサイドの3箇所に見せるデザインでお作りすることになりました。
アウトソールは、ブラックのレザーソールを選択されました。 ジョーワークスのレザーソールは、ブラック以外にもブルーやレッドなど、多彩なカラーをご用意しています。その際、F様から「こうした鮮やかな色の場合、雨などで濡れた際に色落ちの心配はないのでしょうか?」というご質問をいただきました。駒澤氏からは、ブラックを含め、基本的にはどの色も色落ちの心配はなく、安心してお履きいただけることをお話しました。
底面にはハーフラバーを貼る仕様をお選びいただきました。スリッポンの場合、紐で甲を固定できるレースアップシューズとは異なり、どうしても構造的に踵が抜けやすくなります。特にハーフラバーを貼った新品時はソールに硬さが出るため、馴染んで返りがつくまでは、より踵の抜けを感じやすくなる傾向があります。そのため、今回は少しでもソールの返りを阻害しないよう、極力薄めのラバーをお付けすることをご案内しました。
K様

毎回ご夫婦でお越しくださるK様。今回も奥様とご一緒にご来店いただきました。まずは、駒澤氏による前回のオーダー分の仕上がり確認から。前回は「JOE-6」のブラックスエードにヌバッククロコを組み合わせた、コンビネーションローファーをお作りさせていただきました。 K様にはこれまでのデータの蓄積があり、回を重ねるごとにデザインや素材に合わせたアップデートを行っています。今回も仕上がり具合はバッチリです。「カジュアルなスタイルに、あえてきれいめなシューズを合わせたい」というK様のご要望通りの一足となりました。
このところローファーやブーツなど、カジュアルなデザインが続いていたこともあり、今回はドレス系の一足をご検討でした。普段はカジュアルな装いが多いK様ですが、ドレスシューズはクロケット&ジョーンズのキャップトゥを2足お持ちとのこと。そこで今回は、3アイレットダービーやシングルモンク、ストラップローファーなどをご提案させていただきました。じっくりと吟味された結果、最終的なデザインは「JOE-1」のシングルモンクにお決めいただきました。
続いては革のセレクトです。 当日ご用意したブラックスエードのシングルモンクのサンプルをご試着いただきながら、同時にジョーワークスのインスタグラムに掲載されているスムースレザーの仕上がり事例なども見比べていただき、じっくりとご検討いただきました。 その中で、スーツを着て出かける際、雨の日だと履く靴に困ってしまうというお話をお伺いしました。そこで駒澤氏から、チャールズ・F・ステッド社の「ジャヌスカーフ」をご紹介させていただきました。 ジャヌスカーフは、銀付きスエードの中でも上質な素材として知られています。表面はとても滑らかで、裏面がコーティングされているのもこの革の特徴。お手入れも楽で、あらかじめ防水スプレーをかけておけば雨の日でも安心してお履きいただけることから、こちらをお選びいただきました。
底面はラバーソールをご案内しました。ジョーワークスでは、ビブラムとダイナイトの2種類をご用意しています。どちらも非常に優れたソールですが、ダイナイトは状況によっては少し滑りやすく感じられる場合があることをお話しさせていただきました。それらを踏まえて検討された結果、今回はビブラムの2055にお決めいただきました。
ライニングは鮮やかなブルーをお選びいただきました。ブラックのジャヌスカーフにブルーのライニングが映える、脱いだ時も美しい一足になりそうです。ひとつひとつご自身の好みが形になっていく過程を楽しめるのは、まさにオーダーの醍醐味。
H様
優先案内希望にご登録いただき、今回初めて受注会にお越しくださったH様。 事前ヒアリングで、今回はセミブローグダービーの「JOE-6」と、キャップトゥの「JOE-0」という、趣の異なる2つのデザインでのオーダーをご検討とお伺いしていました。当日はサンプルをご用意してじっくりご覧いただきました。
早速、駒澤氏による採寸とフィッティングを行いました。普段はリーガルの23.5cmをお履きとのことで、足長に対して幅が広く甲が高いため、なかなか合う靴が見つからないというお悩みをお持ちでした。足長はUK5でも収まるくらいですが、幅出しの調整を考慮すると、縦の寸法をやや大きくする方がより良いフィッティングになることをご案内させていただきました。
先ずはJOE-6のサイズ6をご試着いただきました。 普段お履きのリーガルの23.5cmよりも、幅がかなりタイトに感じるとのご感想を伺いました。足の状態を確認したところ、内外ともに幅が不足しており、特に内側の当たりが強く出ている状態でした。また甲の高さも足りず、さらに履き口の下あたりの筋肉が発達して盛り上がっていたため、その箇所も含めた幅出しと甲出しの調整が必要であることをご説明させていただきました。 調整のベースを5ハーフにするか6にするかという選択肢がありましたが、5ハーフで幅出しをすると、今回の場合、見た目が横に広い靴になってしまいます。そのため、シルエットの美しさを保てる6をベースに、細かな調整を加える方向をご提案させていただきました。
続いて、JOE-0の内羽根のキャップトゥのフィッティングを行いました。 サイズは同様に6をご試着いただきましたが、やはり幅と甲のゆとりが不足している状態でした。こちらは紐の部分が閉じている内羽根のデザインですので、外羽根のJOE-6よりも、さらに念入りに甲出しの調整を行ってお作りさせていただくことをお話しさせていただきました。
JOE-6のセミブローグダービーは、スムースレザーのブラックかブラウンでお考えでした。 そこで、アノネイ社のシャトーブリアンや、イタリアのタンナーが手掛けるKing MPなどをご紹介しました。あわせてデュプイ社のブラックもご用意できますが、そちらはやや硬めの革質であることをご説明しました。 それぞれの質感を確かめていただいた結果、今回はシャトーブリアンのブラックをお選びいただきました。
ウエルトの仕様についても、駒澤氏からご案内させていただきました。 カントリーの雰囲気を持つJOE-6のセミブローグダービーは、ストームウエルトやリバースウエルトといった無骨な印象の仕様とよく合います。 ジョーワークスではどちらもお選びいただけますが、今回はストームウエルトに。併せてお選びいただいたリッジウェイソールとの組み合わせで、デザイン性と堅牢性を兼ね備えた一足に仕上がりそうです。
ライニングとメダリオンのセレクト。メダリオンは4種類、ライニングは9色の中から、H様のお好みに合わせてお選びいただきました。
JOE-0のキャップトゥには、シャトーブリアンのブラックをお選びいただきました。底面については、ハーフラバーのご要望を伺いました。ハーフラバーを貼るとどうしても底に硬さが出てしまうため、今回は返りの良さと耐久性を兼ね備えた、ビブラムのエクスプローションをご提案しました。薄手でグリップ力にも優れたこちらの仕様でお作りすることになりました。
S様
前回の受注会で初めてお越しいただいたS様に、今回もまた足を運んでいただけました。まずは、前回ご注文いただいたフルストラップローファーの仕上がり確認から。あらかじめ幅と甲を広げてお作りしていましたが、実際にお履きいただいた状況を拝見したところ、まだ甲に当たりがありました。 そのため、再度微調整を行ったうえで、後日改めてお渡しさせていただくことになりました。 お客様に安心してジョーワークスの靴を履き続けていただけるよう、仕上がり後の調整についても責任を持って対応させていただきます。
今回は、JOE-1のシボ革を用いたペニーローファーをご検討でした。 まずは駒澤氏から、薬剤を使ってシボを表現しているシュリンクレザーや、金型で模様をつける型押し革など、シボ革の種類や特徴についてご説明しました。ワインハイマーのインパラ、ベビーバッファロー、グリフレザー、アルパイン、ハッチグレイン、アリゾナなど、多彩なラインナップをご覧いただいた結果、ハッチグレインのブラックをお選びいただきました。ハッチグレインは、サンクリスピンやガジアーノ&ガーリングといった名門ブランドでも採用されている上質な革です。
ジョーワークスのローファーはコインの窓の形状もお選びいただけます。サンプルをご覧いただきながらイメージを膨らませて好みのデザインを選ぶ楽しい時間はオーダーの醍醐味です。
K様
毎回ジョーワークスの受注会にお越しくださるK様。紐靴はあまり履く機会がないとのことで、今回はローファー系のデザインをご検討でした。当日はフルサドルローファー、ペニーローファー、ストラップローファー、ビットローファー、タッセルローファーなど、様々なサンプルを実際に手に取ってご覧いただきました。素材はスエードでお考えでしたので、チャールズ・F・ステッド社のスーパーバックをご案内。じっくりと吟味された結果、キャビンというブラウンがかったグレーの革で、JOE-1のタッセルローファーをお決めいただきました。
スリムな足型のK様には、ナローラストをご試着いただきました。 これまでに作成したデータはありますが、素材やデザインが変われば履き心地や必要な調整も変わってくるため、改めてフィッティングにご協力いただきました。お客様からは、甲にきつさがあり小指が当たるとのご感想を伺いました。甲についてはインソールで調整が可能なため、一度調整を加えたうえで再度状況を確認。あわせて小指の当たり具合も細かく確認させていただきました。
タッセルローファーは、甲の部分の紐を中に入れるか外に出すかで印象が変わります。 サンプルとジョーワークスのインスタグラムに掲載されている仕上がり事例を見比べていただき、サンプルと同じく紐を中に入れるデザインをお選びいただきました。
チャールズ・F・ステッドのキャビンを使用する場合、コバのカラーはダークブラウンとブラックのどちらも相性が良いです。スタンダードならブラック、少し変化を加えるならブラウンという選択肢があることをお話しさせていただきました。サンプルシューズを使って実際に色を合わせてみると、どちらも非常に良い雰囲気でしたが、今回はブラックにお決めいただきました。
Y様
ホームページの優先案内から初めてお越しいただいたY様は、既製靴では羽根が閉じきってしまう、小指が痛むといったお悩みをお持ちでした。今回はペニーローファーのご検討でしたので、まずは採寸とフィッティングを行い、スリムで甲が薄く、親指が長めという足型の特徴をお話ししました。足長の実寸は8ハーフですが、ご案内したのはナローラストの7ハーフ。数値では小さく感じますが、捨て寸があり甲でしっかり留める必要があるローファーでは、このサイズが適切である理由をご説明しました。 また、履き続ける中での変化を確認するため、サンプルを履いたままデザインや革を選んでいただきました。こうした長時間の試着を通じて、購入後の違和感や痛みを防ぐ調整が行えるのは、オーダーならではの利点です。
ブラックのシボ革でペニーローファーをご検討でした。耐久性を重視されるY様へ、駒澤氏から「シボ革はどれもカーフより丈夫な部類で、カジュアルな雰囲気も備えている」とお話しし、お好みで選んでいただけるようご案内しました。柔らかくモチモチとした質感を求めておられたため、まずはユタカーフをご紹介。補強芯を入れてもハーフサイズほど伸びる可能性がある点をお伝えしたうえで、似た表情を持つハッチグレインや、ワインハイマーのインパラ、自然なシボが特徴のベビーバッファローなども見比べていただきました。最終的には、質感と強度のバランスが良いアノネイのアルパインにお決めいただきました。細身でありながらドレス過ぎない塩梅でカジュアルに使いこなしたいというご要望から、ラストはドレス用とカジュアル用の中間的な存在であるJOE-1でお作りさせていただきます。
アッパーのモカ縫いは、スプリット有りのスキンステッチにお決めいただきました。Y様の「長く履ける耐久性があるものにしたい」というご希望を踏まえ、駒澤氏から仕様の詳細をご説明しました。スキンステッチは1.2mmの革の真ん中に針を通していくため、厳密に言えばデリケートな作りではありますが、この仕様だからといって特別に弱いわけではないことをお話ししました。 併せて、メンテナンスについてもお伝えしました。シューツリーの使用は必須ですが、クリームでの手入れは半年に1回程度で十分で、普段はブラッシングだけで問題ありません。半年に1回と聞くと非常に少なく感じられるかもしれませんが、頻繁にクリームを塗りすぎる方が、かえって革にダメージを与えてしまうということも詳しくお話しさせていただきました。
ジョーワークスでは、2種類全8色のライニングをご用意しています。どれも耐久性を考慮してセレクトしているため、どの色を選んでも強度に遜色はありません。今回は、その中からグリーンにお決めいただきました。 続いてはアウトソールです。Y様からは「レザーソールが良いけれど、駐車場が砂利道なのでハーフラバーを貼るのはどうか」とご質問をいただきました。 ハーフラバーも一つの方法ですが、砂利道ではラバー自体が削られてしまう可能性があることをご説明しました。最終的には、程よいドレス感も楽しめるビブラム2055にお決めいただきました。
詳細をお決めいただいた後、改めてフィッティング状況を確認しました。 長時間サンプルをご試着いただくことで、お客様ご自身にもより正確な履き心地を確かめていただくことができます。懸念事項であった小指がやや当たり気味だったため、左右とも少し幅出しの調整を行うことに。また、甲にも痛みがあるとのことでしたので、骨の当たる部分を調整してお作りすることになりました。
K様
これまで何度も受注会に足を運んでくださっているK様。まずは前回ご注文いただいたシューズの仕上がり確認から行いました。両足の甲を高くしてお作りしたため、甲の収まりや羽根の開き具合を重点的にチェック。K様にも実際に店内を歩いていただき、違和感がないか確かめていただきました。履き心地も問題なく、「こういうシンプルなUチップが欲しかった。イメージ通りです」と喜んでいただけました。 今回はタッセルローファーをご検討でしたが、あいにく当日お考えのデザインサンプルをご用意できなかったため、後日改めてサンプルを準備し、ご案内させていただくことになりました。
受注会ではJOE WORKSの全てのラストと多くのデザインバリエーションがご覧いただけます
受注会ではJOEWORKSの全ラストのデザインサンプルを数多くご用意しました。フィッテイングサンプルは4ハーフ(22.5㎝)~10ハーフ(28.5㎝)まで取り揃えていますので、サイズ選びでお悩みの方にも十分に対応させて頂けます。
7回目となる今回は、前回に続き2日間の開催となりました。当日は大雪の影響もありましたが、足元の悪いなか多くのお客様に足を運んでいただき、おかげさまで大盛況の受注会となりました。ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。 また、あいにくの天候により当日お越しいただけなかったお客様につきましても、事前のご連絡や調整をいただき、心より感謝申し上げます。 そして、今回もオープンの11時から夜遅くまでご対応いただいたジョーワークスの駒澤様、ご協力ありがとうございました。皆様に改めて厚くお礼申し上げます。
JOE WORKS受注会優先案内のご登録について
優先案内希望にご登録いただきましたお客様には、受注会開催の準備段階で事前に候補日を幾つかご連絡させて頂きます。お客様のご都合の良いお日にちをお伺いした後、可能な限りご都合に合わせて開催日を調整させて頂きます。その後、正式に開催日が決まりましたら再度ご連絡を差し上げ、優先予約を承ります。優先案内にご登録のお客様と顧客様にご案内した後、当店のホームページとSNSで受注会開催の告知を行い一般のお客様のご予約を承りますので、その時点で予約枠が埋まってご希望に添えない場合もございます。当店では常時優先案内希望を承っておりますので、ご興味がございましたら是非ご登録くださいませ。
ジョーワークスのオーダーシューズについて
当店ではジョーワークスの駒澤氏をお招きしての受注会を定期的に開催しておりますが、受注会以外でも、オーダーは常時承っております。店頭にはデザインサンプルとフィッテイングサンプル、革見本を常設しております。また店頭にないサンプルについては取り寄せでご用意することも可能でございます。どうぞお気軽にご覧くださいませ。













