気温が下がる秋冬はいよいよアウターの出番ですが、皆さん、コートって活用できていますか?「真冬に着られる防寒性のあるウールのコートは持っているけど、実際はあまり着る機会がない・・・」、「出張や移動の際に着ているけど、乗り物や建物の中だと暑いし、脱いで手に持つのは重たい・・・」このようなことを感じたことはないでしょうか? とかく冬のアウターはヘビーなものが多く、防寒性がある反面、このようにお考えの方もいらっしゃると思います。
お手持ちのコートの登場機会が少ない方は、外を歩くことが少なく、移動は車を利用するケースが多いのではないでしょうか。場合によってはコートを着ず、マフラーだけで寒さを凌ぐケースもあるかもしれません。でも、それだと流石に見た目に寒々しいですし、スマートな冬の着こなしとは言えませんよね。このような生活パターンの場合、そもそもコートの防寒性はさほど必要なく、それよりも冬のスマートな着こなしの為にコートを取り入れる方がおすすめです。なので、一旦、「コート=防寒」という考えは外して、ジャケット感覚でサッと羽織れる軽いコートで軽快な冬のオシャレを楽しんでみてはいかがでしょうか?
チェスターコートをジャケット感覚でサッと羽織る
そこで当店がおすすめしたいのが、超軽量のチェスターコート。ただのウールではなく、こちらのコートはドラッパーズの「TOP LINE」という大ベストセラーのスーツ生地を使用しています。フランネルながら280gと超軽量で、550g前後の冬用コート生地の半分の重さです。それだけではなく、330g前後が多い冬のジャケット生地よりも軽いです。それを芯地も肩パッドも一切使用しないスポルベリーノという軽快な仕立てのコートに仕上げました。ウール素材のコートといえば、冬の重衣料の代表格で普通は軽くありません。でも、普通じゃないのがオシャレの醍醐味!びっくりするほど軽いうえ、フランネルなので見た目の暖かさも申し分なしです。
当店がおすすめする超軽量チェスターコートに最適な生地
このチェスターコートに使用した生地はスーパー150'sウールにカシミヤを10%ブレンドした280gのソフトフランネルです。薄く滑らかな質感で美しい艶とドレープが楽しめる素材です。一般的なイタリア製のフランネルは350gほどで真冬に着用するのに対し、ドラッパーズの「TOP LINE」は、秋の立ち上がりから春先までの長い期間、着用できる軽く柔らかな風合いです。従来の分厚い真冬用のフランネルとは一線を画した素材です。 生地の詳細は動画でご説明していますので宜しければご覧ください。
柔らかなドレープが楽しめる芯なし仕立て
芯地を一切使用しない超軽量仕立てなので、素材本来のドレープが存分に楽しめます。コートは面積が大きいアイテムなので、素材の持つ艶とヌメリが際立ちます。見るからに上質で「人とは違う」特別感を感じていただけます。軽快な着心地であるのは勿論、見た目にも優雅で「コートでオシャレを楽しんでいるな!」という感じがします。防寒目的ではなく、オシャレを楽しみたいからコートを着ると考えるとこの生地でこの仕立ては大いに有りだと思います。
肩パッドなしで着心地ラクチン
スポルベリーノコートは芯地も肩パッドも使用しない超軽量仕立てです。 当店のコートは基本的には肩パッドを使用しませんが、芯なしと組み合わせるとさらに軽快な着心地が楽しめます。この軽妙さがあるからジャケット代わりにサッと羽織れるわけです。これなら手に持っても重くないですよ!
洒落なムードが漂う軽快&ソフトなアンコン仕立て
芯なし・肩パッドなしのスポルベリーノコートの裏仕様はアンコンがおすすめです。通常コートの内ポケット付近(見返し)には裏地を用いますが、その部分にも表生地を使用する仕立て方法です。芯地や肩パッドなどを省いた軽快な仕立てのジャケットに用いられることが多い手法ですが、それをチェスターコートにも採用することでコートの軽さをより楽しむことができます。
風に揺らめく軽やかな雰囲気
歩く度に風をはらんで裾が揺らめく優雅な様が、このコート自慢の軽さが最大限発揮される場面。言葉でお伝えするのには限界があるので、実際にコートが風に揺らめく様をご覧ください。裾から襟にかけてヒラヒラ揺れる軽やかな雰囲気は冬の街で際立ち、「オシャレを楽しんでるなぁ」と映ります。パッと見は重厚なウールのチェスターコートながら、羽織った瞬間に驚きの軽さを体感できます。
超軽量チェスターコートの着こなし事例
スーツ生地を使用した超軽量チェスターコートは、ジャケット感覚で軽く羽織れるのが一番の魅力です。ジャケットやニットの上にサッと羽織るだけで冬のコートスタイルが見違えます。そして、何よりスーツ生地のコートということで従来にはない変則的なコーディネートも可能です、その着こなし事例をご紹介させて頂きます。
これまでなかった組み合わせ「チェスターコート+スーツ」のセットアップ
近頃はセットアップスーツが旬ですが、ジャケット&スラックスだけがセットアップではありません。スーツ生地を使用したコートは「スーツとコートのセットアップ」という、これまでなかった変則的な組み合わせも楽しめます。写真が同じ生地を使用したスーツとチェスターコートです。ジャケットとパンツのセットアップはよく聞きますが、コートとスーツのセットアップはかなり珍しいと思います。どんな感じになるかイメージが湧きにくいと思いますので、実際にコーディネートしたところをご紹介させて頂きます。
こちらがチェスターコートとスーツのセットアップスタイルです。個性的な合わせですが、インナーと靴のみ選べば装いが完成するのでコーディネートは簡単です。コートによってセットアップならではの統一感が強調されるので、生地は無地かヘリンボーンなどの無地風のものを、インナーは色数を絞ってシンプルにまとめるのがおすすめです。今までドラッパーズの「TOP LINE」でスーツをお作り頂いた方はトライしてみても面白いのではないでしょうか。街を歩いているだけでも格好良くオシャレを楽しんでいる感が溢れ出る非凡なスタイルです。
チェスターコートをジャケットの上からガウン風に羽織る
ジャケット感覚でサッと羽織れる軽快なコートは、ジャケットを軸としたスタイルにも好相性です。ドレープの美しい軽快なチェスターコートをフロント全開でサラリとこなす。まるでガウンのような寛いだ雰囲気でチェスターコートを楽しむことができます。車から降りる時にサッと羽織れば見た目にも暖かいですし、軽快でありながら季節感を味わうことができます。
タートルを合わせてコートをジャケット使い
リラックス感のあるタートルネックのニットにチェスターコートを直接羽織り、コートをジャケット使いしましょう!このコートならジャケット感覚でサッと羽織れるので、冬の装いがとってもこなれて見えます。首元が暖かいタートルは分厚いコートに合わせると暑かったりしますが、これなら快適にお過ごしいただけます。
私の超軽量スポルベリーノコートの楽しみ方
着こなし事例でご紹介したと通り、私はコートとスーツを同じ生地で仕立てて、『コート+スーツ』のスリーピーススタイルを楽しんでいます。「スーツ+ベスト」がスリーピースの常識ですが、スーツ生地でコートを仕立てると変則的なスリーピーススタイルが楽しめます。ベーシックな色柄とデザインなのでビジネスで着こなしやすく、控えめながらかなり新鮮なスタイリングです。まだまだ実践している人は少ないので是非トライしてみてはいかがでしょうか。クラシックな着こなしがパッと華やぎますよ!
※スタイリングの詳細はこちらでご紹介しています。
スーツ生地を使用した芯なし・肩パッドなしのスポルベリーノのチェスターコートは、軽快な冬のオシャレを楽しめる唯一無二のアイテムです。車や電車などでの移動が多く、長時間外を歩くことがない方にはとても使い勝手が良いアイテムです。折角の秋冬にコートを楽しまないのは勿体ないですから、是非、軽いコートで軽快な冬のオシャレを楽しんでみませんか?店頭はに今回ご紹介のコートサンプルをご用意しておりますので、実際に袖を通して頂き、先ずはこの軽さを体感してみてください。ご質問などございましたら、メール若しくはお電話でお気軽にお問い合わせくださいませ。
ドラッパーズ「TOP LINE」全コレクションのご紹介
ドラッパーズの「TOP LINE」コレクションの全バリエーションをご紹介させて頂きます。2~3年毎にコレクション内容がリニューアルされ、長年ドラッパーズに人気生地として展開されています。