ヴィターレ バルベリス カノニコのウール&シルクサンクロスのスーツをご紹介します。イタリアではソラーロの名で知られるサンクロスは、経糸にカーキ、緯糸に赤を用いたものが一般的です。きっと多くの方がソラーロと言えば想像するのが、このカラーだと思います。今回のスーツに使用したサンクロス(ソラーロ)は、ネイビーとブルーの糸を用いた深みのある色がベースで、シックでエレガントな雰囲気です。
ソラーロが現代的に進化 クラシックでエレガントなネイビーソラーロスーツ
華のあるウールシルクのサンクロス
ヴィターレ バルベリス カノニコのサンクロスはソラーロの伝統である綾織りで尚且つダブルフェイス、ダークカラー同士の組み合わせなど、英国のクラシックなソラーロにはないカラーコンビネーション。英国伝統のソラーロとはひと味違う華のあるモダンな表情が魅力です。
伝統的なソラーロよりも幅広く着用できる
経糸にウールシルクの糸を使用しているので太陽光や照明下で控えめな色気を放ち、ビジネスでは勿論のこと、会合やパーティなど夜の装いとしてもしっくりきます。これもネイビー×ブルーのダークカラー同士のモダンな組み合わせによる効果です。更に、250gのウエイトは、どんなシーン、季節にも対応し、幅広く着用することができます。クラシックなソラーロを現代的に進化させたことで、より着やすさが高まったのがヴィターレ バルベリス カノニコのサンクロスの最大の魅力だと思います。
ナポリスーツを彷彿させる通好みのディテール
フロントダーツは裾まで通してあります。一般的なジャケットのフロントダーツは腰ポケットの上までで止まっていますが、こちらのスーツは、ズドッと裾までフロントダーツを通してあります。これは、ダルクオーレなどナポリのサルト製スーツに見られる意匠で、よりナポリのハンドメイドスーツのような雰囲気を表現する為に取り入れています。
マニカカミーチャと好相性
袖付けはマニカカミーチャです。生地に適度な膨らみ感とドレープがあるので、ご覧のように肩先のギャザーがキレイに現れ、ナポリのサルト製ハンドメイドスーツを彷彿させる雰囲気に仕上がります。サンクロスのスーツは華やいだイタリア製スーツの象徴のようなイメージがあるかもしれませんが、実際はクラシックでエレガントな伝統的スーツととても相性が良い素材です。クラシック且つ、色気のあるスーツを好む方にはお薦めの服地です。
オーダースーツ スタイリング詳細
Bespoke Suit(オーダースーツ) : fabric by VBC(ヴィターレ バルベリス カノニコ)
Bespoke Shirt : LES LESTON (レスレストン)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)