ソラーロのスーツは、イタリアのクラシックなスーツスタイルを好む方にとっては大好物ですよね。ソラーロはタテ糸とヨコ糸に異なる色糸を用いることで独特の表情を生み出していて、玉虫色に輝く様は、何とも形容しがたい美しさがあります。そんなソラーロのスーツですが、2020春夏はお客様の志向に変化が見られ、定番のベージュやビジネスで使いやすいネイビーに代わりグリーンが人気です。今回はグリーンのソラーロでオーダー頂いたスーツをご紹介します。
ソラーロ好きの次なる一手
グリーンソラーロはサマースーツの新境地を開きます
ソラーロはタテ糸とヨコ糸に異なる色糸を用いて独特の表情を生み出すのが特長ですが、今回のソラーロは、グリーンとブルーの糸を使って織り上げられています。写真では分かり難いかもしれませんが、薄っすらとブルーが浮かび上がって、通常のソラーロとは異なる目新しさがあります。春夏シーズンでグリーンのスーツ言うと、コットンやリネンのスーツなどはよく目にしますが、ソラーロとなると、かなり珍しいと思います。
グリーンソラーロのスーツ オススメの着こなし
グリーンソラーロのスーツって、着こなしが難しいのでは?そうお思いの方は多いですよね。でも、実際はそんなことはなくて、意外に着こなしは簡単です。コーディネートのコツは、シンプル&エレガントに纏めることです。この場合なら、サックスブルーの無地のシャツにカーキベースのタイを合わせているんですが、スーツとタイの色をリンクさせて色数を絞って柄も絞っています。シャツも柄を選ばずサックスブルーの無地を選ぶとエレガントなスーツスタイルが完成します。
グリーンソラーロ×マニカカミーチャ
グリーン(カーキ)という色自体が持つミリタリーなテイストは、ナポリの土着的なディテールと好相性です。ですので、そういったテイスト(特長)を拾い上げると、スーツの雰囲気がすごくよくなります。例えばナポリのスーツを象徴するマニカカミーチャを採用することでスーツ自体にオーラーが加わり、グリーンソラーロスーツの独特の雰囲気が引き立ってきます。
グリーンソラーロ×ダブルで着こなしに差が生まれる
グリーンソラーロのスーツは、決して万人受けするスーツではなく、誰もが着られるスーツではないですし、誰もが好むスーツでもありません。でも、ネイビー、グレー、ブラウンなど、もう既にひと通りのスーツは持っているし着ている、その上で、ご自身のスタイルに変化を加えたいという方には、グサッと刺さるアイテムだと思います。そして、そういった方だからこそ、更に一歩踏み込んで、ダブルという選択をおすすめします。
Bespoke Suit(オーダースーツ)スタイリング詳細
Bespoke Suit (オーダースーツ) : fabric by DRAPERS(ドラッパーズ)
Bespoke Shirt : LES LESTON (レスレストン)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)
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