ビジネススーツの王道であるグレーのピンストライプのスーツをご紹介します。 絶対的な安心感がありますが、王道であるが故の着こなしの難しさがあり、 グレーのピンストライプスーツをいかに新鮮に見せるかが肝になります。 今回ご紹介するスーツには、ビジネススーツをモダンに魅せるヒントが詰まっていまので、 是非、ご覧になってください。
グレーのピンストライプスーツをアップデイトするには?
ラペルはスーツの顔 クラシックに徹した表情が新鮮です
ラペルはスーツの顔と言われるように全体の印象に大きな影響を与え、 表情次第でモードにもクラシックにも、いかようにも見せることができます。 例えて言うなら、ラペル幅が細いスーツはモードに見えますし、 逆にワイドラペルのスーツはクラシックさが増します。 ビジネスで着るスーツはクラシックが基本ですが、クラシックなスーツも時代と共に変化していて、 これからのクラシックスーツは、襟の角度が下がって低いゴージが主流になりつつあります。 今回のスーツが正にそれで、これからのクラシックを牽引するスーツです。
ナポリのスーツを彷彿させるワイドラペル
ワイドラペルもこれからのクラシックなスーツスタイルを象徴するもので、 低めのゴージ位置と相まって、クラシックなナポリスーツを彷彿させます。 好みの問題ですが、個人的には大人が着るクラシックでエレガントなスーツは、 ワイドラペルが断然カッコいいと思います。
最旬Vゾーン イエロー☓ネイビーのタイ
ここ数シーズン、イエロー系がネクタイのトレンドで、1980年代を思わせるテイストの提案が多く見られます。 当店で取り扱いのあるFRANCO BASSI(フランコバッシ)では、GOLDEN 80'sというコレクションを展開し、 1980年代のヴィンテージテイストを積極的に打ち出しています。 このイエロー系のタイは、パット見は合わせが難しそうに感じますが、実際はそんなことはなく、 クラシックなスーツととても相性が良いんですよ。 お薦めはグレースーツとの合わせです。 グレースーツの上品な印象は残しつつ、イエローが差し色として効いているのでVゾーンに躍動感が生まれ、 とてもモダンな着こなしを楽しむことができます。 王道のグレーのピンストライプスーツは無難に組み合わせず、積極的に色柄を取り入れてみると 表情が一変して、俄然、新鮮に見えます。
Bespoke Suit(オーダースーツ)スタイリング詳細
Bespoke Suit (オーダースーツ) : fabric by CANONICO(カノニコ)
Shirt : LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ)
Tie : FRANCO BASSI (フランコバッシ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)