クラシックなスーツスタイルを追求していくと、ファンシーなデザインのトレンド感のある生地も良いですが、 一見普通に見えつつも、素晴らしいクオリティを持つ玄人好みの生地でオーダーしてみたくなるものです。 ご紹介するDRAPERS(ドラッパーズ)のカバートクロスは、正にそういったスーツ好きの琴線に触れる生地で、 スーツに仕上がってみると、色合いも生地のデザインも古臭さなど微塵も感じさせません。 正に「今」を感じるクラシックスタイルに打ってつけのスーツに仕上がります。
DRAPERS(ドラッパーズ)のカバートクロスの魅力は
生地の張力で立体的なスーツに仕立てられる
太い原毛を用いた440gのウエイトを持つDRAPERS(ドラッパーズ)のカバートクロスには、 圧倒的なハリコシがあり、群を抜いた耐久性とシワへの強さがあります。 こういった膨らみ感のある生地は立体的に仕上がるので軽い仕立てのスーツと好相性です。 ヘヴィーな生地で軽く柔らかく仕立てるのが今の気分で、 これからのモダンクラシックなナポリスタイルの主流になると思います。
クラシックながらドレッシーすぎない
英国に端を発するカバートクロスは、狩猟用のコートに用いられていたこともあり、 どこかカントリーなムードを感じさせる生地です。 カバートクロス特有の縦の畝にメランジ調の表情を加えることで躍動感が生まれ、 単に英国的ではなく新しさを感じさせます。 スーツに必須のエレガントさを備えながらも、独自のアプローチによってドレッシーさを和らげています。
力強いワイドラペルが映える
ゴージラインを下げた幅広のラペルはナポリのスーツを想わせるデザインで、 膨らみ感のあるカバートクロスなら、ナポリ特有の軽やかな仕立てと着心地に ワイドラペルの力強さがいい具合に溶け合ってくれます。 ダブルのドッグレッグベストなら、より一層あかぬけたクラシックスタイルになると思います。
美しい肩まわりの仕上がり
当店のスーツはナポリのスーツのような軽い着心地に拘っていますので、 袖付けはマニカカミーチャを基本としています。 袖のイセ量を多くとるマニカカミーチャでも、これ見よがしのコテコテのナポリテイストにするのではなく、 全体にキレイにイセが入るように拘っています。 カバートクロスは生地に張力があるので、袖のイセがより一層、キレイに出ます。
Bespoke Suit(オーダースーツ)スタイリング詳細
Bespoke Suit (オーダースーツ) : fabric by DRAPERS (ドラッパーズ) Shirt : LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ) Tie : FRANCO BASSI (フランコバッシ) Chief : MUNGAI (ムンガイ)