カチョッポリのJacketsを使用したオーダージャケットをご紹介します。伝統柄のグレンチェックをイタリア的に解釈したモダンなデザインで、モダンな雰囲気が漂うジャケットに仕上がりました。
グレンチェックをモダンに昇華
クラシカルなグレンチェックは絶対的な安心感がありますが、新鮮味に欠けるのも事実です。このオーダージャケットに使用したカチョッポリのグレンチェックには、イタリア人の感性が注ぎ込まれ、都会的で洗練された雰囲気が漂っています。私が思うこの生地の良さは下記内容です。
素材感
色柄表現
それぞれ、詳しくご説明させて頂きます。
カチョッポリのグレンチェックが新鮮に映る理由
ジャケット生地の素材感
このジャケット生地は、ウール×ベビーアルパカ×ナイロンの3者混で、ふんわり柔らかな質感が特徴的なジャケット生地です。アルパカ特有の空気を含んだようなふっくらしたエアリーな素材感、甘く柔らかく織り上げられた素材に強度を持たせるナイロン、クラシックな柄に最新の技術とテクノロジーを注ぎこんで織り上げられています。
ジャケット生地の色柄表現
ベースとなるグレンチェック、さし色のオーバーペーンとも柄が擦れているのが、カチョッポリらしいイタリア的な表現です。柄を馴染ませることで都会的な雰囲気が漂いますし、何より、コーディネートがしやすくなります。
デニムジレと組み合わせたスタイリッシュなコーディネート
柄の表現を控えめに留めることで、コーディネートの幅が広がることはお話させて頂きましたが、もう少し、具体的にご説明させて頂きます。インに着たベストの素材はストレッチデニムですが、この手の素材は特徴的であるが故に使い方を間違えるとコーディネートのハズシのつもりが、ハズシではなく「外れて」しまいます。 例えば、派手柄のジャケットにデニムベストを合わせた場合を想像してみて下さい。お互いの主張がぶつかり合うので、ベストでハズシたつもりが「外れて」しまうんです。簡単に言うなら、盛り過ぎということです。 柄が擦れたジャケット×デニムベストの組み合わせは、ジャケットの控えめさをベストが補い、デニムベストの存在感の強さをジャケットが和らげる効果があると思います。大人のコーディネートは品良くセンス良くがとても大切です。
グレンチェックジャケット スタイリング詳細
Bespoke Jacket (オーダージャケット) : fabric by Caccioppoli(カチョッポリ)
Bespoke Vest(オーダーベスト) : fabric by Caccioppoli
Shirt : LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ)
Tie : FRANCO BASSI (フランコバッシ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)