装いの多様化時代の今、ビジネスウェアにおいても様々な選択肢が与えられています。 そんな「何でもあり」な時代だからこそ自身のお洒落の芯が必要で、 能動的にクラシックなドレススタイルを楽しむ時代になってきたように思います。 では、これからの季節にスーツに代わるアイテムとして装いの柱にしたいアイテムは? その答えは、今回のジャケットにあります。
ドレススタイルが抜群に映えるモダンテーラードジャケット
今を味わえる軽快な仕立て
クラシックに軸足を置きつつ、軽快な仕立てで「今」を表現したモダンテーラードジャケット。 丸くナチュラルなショルダーラインや副資材を極力省いた軽い着心地のジャケットは、 クラシックながらも旬を味わうことができます。
サマーツイードでジャケットスタイルに味を出す
ジャケットの印象を大きく左右するのが生地。 ビジネス使いの場合、様々なシーンで着用できる汎用性と時代感をバランスよく備えた生地選びが肝心ですが、 具体的なジャケット生地として注目したいのがサマーツイードです。 サマーツイードは特別珍しい素材ではありませんが、2020春夏はその中でもリネンの表情が味わえる リネン混のサマーツイードがお薦めです。 Caccioppoli(カチョッポリ)のサマーツイードはウール×シルク×リネンの3者混で、 ナポリらしいファンシーで豊かな表情は、手堅くまとまりがちなコンサバなジャケットスタイルに 小気味良い味を加えてくれます。 さらに、リネン混でありながらシワになり難いという機能性も見逃せません。
ジャケットスタイルのタイドアップのコツを知る
スーツより軽快でカジュアルなニュアンスがジャケットの魅力ではありますが、 いざ、タイドアップするとなるとコーディネートに悩んでしまうという方もいらっしゃるかと。 ですが、そんなに難しく考える必要はなく、ポイントさえ押さえれば簡単にスタイルが完成します。 一番大切なことは、色使いを2色に抑えるということ。 この場合、ブラウンとネイビーの2色だけに絞ってスタイルを完成させています。 ジャケットの柄色をシャツとタイで拾うことで、難易度が高いと思いがちなチェックジャケットも スッキリバランス良いコーディネートになります。 さらに、タイの素材感に気を遣うとお洒落感が増し、シルク100%のスフォデラート(芯なし)のタイで、 ジャケットスタイルらしい軽快感を表現しています。
Bespoke Jacket(オーダージャケット) スタイリング詳細
Bespoke Jacket(オーダージャケット) : fabric by Caccioppoli(カチョッポリ)
Shirt : LES LESTON (レスレストン)
Tie : Francesco Marino (フランチェスコマリーノ)
Chief : MUNGAI (ムンガイ)