ベルテッドコートの魅力は、何と言っても着こなしのニュアンスのつけやすさで、 ベルトを締めればふんわりグラマラスなボリュームが生まれます。 そのゆとりをギャザーのように後ろで処理したり、フロントボタンを留めずに着たりすれば、 クラシックなコートスタイルもこなれた印象になります。
バルカラーのメンズオーダーコートは「オーバーサイズ」がキーワード
フロントダーツをなくしたゆったりしたAラインシルエットが特徴のバルカラーコートは、 風をはらんで、優雅になびくようなゆったりしたシルエットが最大の特徴です。 肩幅も身幅も少しゆとりを持たせて着丈は長めで、ガウンのような羽織る感覚がお薦めです。 女性が着ているゆったりシルエットのコートをイメージして頂くと分かりやすいと思いますが、 ビジネス使いと軸としたメンズバルカラーコートの場合、極端なオーバーサイズにする必要はないですが、 今の雰囲気を捉えておくことは大切だと思います。
ベルテッドのバルカラーコートはゆったりしたシルエットに
他のコートに比べるとゆとり寸法がたっぷりとあるので、ウエストをベルトで締めればグラマラスなシルエットに、 また、フロントボタンを留めずにガウンのように羽織ればリラックスした雰囲気にも着こなせます。 この辺りの振り幅の広さが、チェスターコートなど他のコートとは違った着こなしが楽しめる由縁です。
ベルテッドコート着こなしのコツ ベルトの使い方
ベルテッドコートは腰元をベルトで締めると着こなしにニュアンスをつけられるのは分かるけど、 どうやってベルトを結ぶのが良いの?そうお感じの方もいらっしゃるかと思います。 ベルトの結び方は多種多様で色々な方法がありますが、最も簡単でオーソドックスな方法は、 一度だけ結んで、ベルトを外側に垂らす方法です。 この時、結び目を少し横にズラすと、こなれた感じに見せることができます。
ベルテッドコート着こなしのコツ 無造作に襟を立てる
襟を立てた時の立体感もバルカラーコートの魅力です。 逆に襟を立てないと首元が平面的に見えてしまいますので、基本的には襟を立てて着るのがお薦めです。 襟の立体感と、ゆったりと体を包み込む柔らかなシルエット、この自然な感じが今の気分で、 大人ならではの渋みとともに、絶妙な塩梅で色気を醸し出してくれるので、是非、取り入れて頂きたい技です。
Bespoke Coat(オーダーコート)スタイリング詳細
Bespoke Coat (オーダーコート) : fabric by DRAPERS(ドラッパーズ)
Bespoke Jacket(オーダージャケット) : fabric by DRAPERS(ドラッパーズ)
Bespoke Vest (オーダーベスト) : fabric by Caccioppoli(カチョッポリ)
Bespoke Trousers (オーダーパンツ) : fabric by DRAPERS(ドラッパーズ)
Shirt : LUIGI BORRELLI (ルイジボレッリ)
Tie : FRANCO BASSI (フランコバッシ)
Shoes : JOE WORKS (ジョーワークス)