ここ数年で、夏のビジネスウェアは多様化し、様々なスタイルを楽しめるようになりましたが、スーツやジャケットなど、ビジネスウェアの装い方は自身の好みやスタイルだけでなく、年齢や立場、着用する場面を考慮することも必要です。例えば、ソラーロのオーダースーツ。ソラーロはお洒落好きには堪らないスーツ素材ですが、着用シーンに気を遣うこともあるように思います。ソラーロのオーダースーツを自由に楽しみたいという方、1着あると多くのシーンで重宝するソラーロがあるのをご存知でしょうか?
ソラーロとはどんな生地なのか
オーダースーツ好きならご存知の方も多いと思いますが、ソラーロの生地についてお話させて頂きます。ソラーロとは、光の当たり方や、体の動きによっていろいろな色に見える玉虫色の生地で、代表的なカラーが、上の画像にあるスーツのようなグリーンとレッドの糸で織られたものです。イタリアではクラシックな生地として昔から愛用されている一般的な生地ですが、日本ではよほどの服好きでない限り、いきなりベージュのソラーロのスーツを着るのは抵抗があるという人が多いのが実情です。
1着あると重宝するソラーロのオーダースーツ
程よく攻めた紺ストライプ
夏の日差しの下に映えるベージュカラーがソラーロの魅力ではありますが、反面、それが着用シーンを限定してしまうことにも繋がりかねない諸刃の剣。そこで、お薦めしたいのがネイビーベースのソラーロです。ネイビーの持つ絶対的な安心感はそのままに、ほのかに玉虫色に光るのでビジネスでも着やすく、控えめな中での主張が楽しめるスーツに仕上がります。
グレー、ブラウンのソラーロで遊びを楽しむ余裕を見せる
[caption id="attachment_432" align="alignnone" width="640"] 柔和な印象が漂うグレー、ブラウンのソラーロは、余裕のある装いが似合う40代以上の大人に相応しいソラーロです。タテに走らせた色糸が光の加減によって静かに主張し、安心や安定の中に深みを感じさせます。華美な印象ではない珍しいカラーのソラーロなら、お洒落の経験値が高い大人も十分に満足できる筈です。
タイドアップからの解放感も魅力
ソラーロのオーダースーツは、その独特の素材感から、カジュアルスーツとしても着られ、ノータイスタイルやニットポロを合わせたりもできるので、ゴルフの時や夏場のクールビズにも重宝します。また、基本的には春夏生地ですが、綾織りになっているので着られる時期が長く、冬以外の3シーズン着用可能です。そして、機能性素材ではないものの、案外、シワの戻りも早い素材です。
ソラーロ生地詳細
fabric by Caccioppoli (カチョッポリ) super150'sウール91% シルク9% 230g