
アクセサリー感覚で楽しめるアットヴァンヌッチのネクタイ。スーツスタイルに取り入れるといつものスーツの違った表情が楽しめます。こちらは、シルクプリントのブラックのペイズリータイ。一見、個性的で「どうやって合わせたらいいの?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。今回はこちらのネクタイの魅力をお話しし、クラシックなスーツがこれ一本でモダンで色っぽくなる着こなし事例をご紹介します。
スカーフのように繊細なシルクプリントのペイズリータイ

生地はシルク100%のプリントです。ポケットチーフやスカーフにしても良いぐらい薄手の生地です。薄手のプリント生地のタイをオーダーしたいと考えていて、アットヴァンヌッチの展示会に訪問した際にこの生地を見つけて一目惚れでオーダーしました。黒ベースのペイズリーは世の中にたくさんありますが、その多くが、柄色が同色のものや、ややコントラストがあるものでも柄色がグレーだったりします。素材もプリントではなくジャカード織りが中心です。勿論、それも良いと思いますが、私が探していたのは、スカーフのような繊細さがあるモダンなペイズリーです。そんな私のイメージにぴったりフィットしたのが、シルクプリントの黒地に白抜きペイズリーのこの生地です。シンプルなグレーやブラウン、ベージュのスーツに合わせてタイドアップを楽しむイメージです。
軽さと締め心地を追求したモデル「ソフィア」


アットヴァンヌッチと言えばセッテピエゲが代表的ですが、その他にも色々なモデルが存在します。こちらは「ソフィア」というモデルです。通常の3つ折りですが、セッテピエゲ同様にノットをギュッと締め込めます。それでいて薄い芯地を使用しているので締めやすいという特徴があります。スカーフのような薄い生地のネクタイの中には締めにくいものがありますが、ソフィアはセッテピエゲのような軽さがありながら締めやすいので安心してお使いいただけます。
薄手生地の締めやすさを考えた二枚芯仕様

ソフィアには一枚芯と二枚芯のモデルがあります。私がセレクトしたこの生地は薄手で軽やかな風合いなので締めやすさを考慮し、二枚芯を採用しました。やや厚手の生地は一枚芯、薄手の生地は二枚芯といったように、展示会では、ソフィアであっても全て同じ仕様にするのではなく、それぞれの素材に適した芯地をセレクトしてオーダーしています。
スカーフのような軽やかさを生む仕立て

生地のエッジ(端)は四つ折りにして、手業でまつり縫いを施しています。一般的なネクタイは三つ折りですが、四つ折りは手縫いでしか成し得ない工程です。ミシンを使わないからこそ生まれる、手縫いならではの柔らかさと味わい。スカーフのような軽やかさやふんわりとした膨らみ、風になびくようなリラックスした表情は、こうした細部の仕立てから生まれています。
正統派スーツに合わせるモダンなブラックペイズリーの魅力

冒頭でグレースーツに合わせるイメージとお話ししましたが、具体的にはこのような感じです。こちらのスーツはダグデールブラザーズの「ENGLISH CLASSICS」という400gの生地でオーダーしたスーツです。英国らしいクラシックな趣きのスーツですが、正統派のスタイルの中にブラックのペイズリータイを一点投入すると、ぐっとモダンになり色気が生まれると思いませんか?
「決めすぎない」が今の気分

ここにジャカードのネクタイを合わせて重厚に装うのも一案ですが、必ずしも「仕事=タイドアップ」ではなくなった昨今は、プリントタイで軽快に装ってみるのも良いと思います。ギュッとコンパクトに締め込んだノットはクラシックでありながら決めすぎず、少し肩の力が抜けたような感じです。ダブルディンプルにすることで、クラシックなスーツを完璧に着こなすのではなく、あえて「少しズレた感じ」を意識して、楽に着こなしてみてはいかがでしょうか?
タイの持ち合がり

「楽に着こなす」からといって、クラシックから離れるわけではありません。軸足はしっかりとクラシックに置いたまま、今までよりも少しだけ肩の力を抜いてみるということです。例えば、クラシックの王道であるタブカラーシャツとも非常に相性が良いです。タブカラー特有の立体感で胸元を立体的に引き立てつつ、狭いタイスペースにはノットをキュッとコンパクトに収める必要があります。締め心地に優れ、コンパクトなノットが作れる「ソフィア」なら、こうしたクラシックなタブカラーシャツとも相性抜群です。
装いを愉しむためのアクセサリーとして
ネクタイを時計やジュエリーのように自分の気分を上げる「アクセサリー」として身につける。アットヴァンヌッチのタイには、まさにそんな感覚で装いたくなる魅力が詰まっています。身につけるだけで着こなしに華やぎと抜け感が生まれ、いつものスーツスタイルに袖を通すのがもっと楽しみになるはずです。アットヴァンヌッチならではの繊細な表情や手仕事が生む極上の締め心地をぜひ店頭で実際に手にとってみてください。遠方の方やご質問がある方も、どうぞお気軽にお問い合わせください。皆さまのご来店・ご連絡を心よりお待ちしております。





