大人が履くべき、「本格靴」について

コラム2019/02/20

今日は、大人が履くべく靴についてお話をさせて頂きます。

スーツと靴は表裏一体のもので、互いを高め合う関係性こそが、スーツスタイルの格を上げるのだと思います。

人の価値観は千差万別なので、何が正しくて何が間違いかは考え方によって変わるものですが、

中には、スーツには投資しても靴にはお金をかけない人もいます。

折角、上質なスーツを着てシャツタイのコーディネートがバッチリでも、

残念な靴では、全てが台無しになってしまいます。
 
 

リーズナブルな靴について

どんな製法で作られているのでしょうか?

日本では、「靴は消耗品で履きつぶすモノ」という考えが蔓延しています。

靴には様々な製法があり、一番簡易な製法は「セメント製法」と言われる作り方で、

靴の底材を接着剤で靴の本体に貼り付ける方法で、生産時間とコストが削減できる為、

比較的リーズナブルな靴は、100%この製法で作られています。
 
 

リーズナブルな靴の費用対効果は?

セメント製法の靴は、経年の使用により、ボンドで接着した靴底が剥がれてきますし、

靴底全体を貼り付けてあるだけなので、底や踵が削れてきても張替えが出来ません。

それ故、上っ面が痛んでいなくても、底が磨り減ったら寿命です。

こういった靴は、正しく消耗品です。

履く頻度にもよりますが、へたしたら1シーズンで履けなくなってしまうので、

また次の靴を買う。この繰り返しです。

果たして、これが費用対効果が高いと言えるでしょうか?
 
 

上質な本格靴について

どんな製法で作られているのでしょうか?

一方で、上質な本格靴は、基本的には靴底を縫い付ける製法で作られています。

靴底や踵は張替えが可能な為、革のケアーさえしっかりしていれば永期に渡り履くことが出来ます。

年間2足を毎年履きつぶすのか、上質な本格靴を毎年1足ずつ買い足すのか、

どちらが費用対効果が高いかは明確です。
 
 

上質な本格靴とリーズナブルな靴の違いについて

例えば、通気性も違います

では、上質な本格靴とリーズナブルな靴では何がどう違うのでしょうか。

たくさんあるので、ここで全てをお伝えできませんが、通気性についてお話させて頂きます。

上質な本格靴は革底で、リーズナブルな靴はゴム底が殆んどです。

両者の決定的な違いは通気性です。

ゴムは通気性がありません。それ故、ゴム底の靴は足が蒸れます。

一方の革底は通気性に優れています。

靴底が糸で縫い付けられているので、その穴からも足の湿気を放出してくれます。
 
 

靴への投資も必要です

「お洒落は足元から」とは、よく言いますが、これは本当で、

どんなに高級なスーツを身に纏っても、靴が貧相であれば、全体の印象は台無しです。

他人から見られてないようでも、意外と足元は見られています。

ディテールや機能などディープな視点ではなく、ファッションはもっと分かりやすくて良いと思います。

上質な靴から放たれるオーラをスーツスタイルに取り入れてお洒落を楽しんで下さい!
 
 

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